『段取り八分の仕事二分』 いまから20年ほど前、私が大工の修行時代に師匠からいつも言われていた言葉です。 仕事を効率良く、綺麗に仕上げるためには段取り(下準備)が大事なんだと。
私は師匠から教えてもらった技術や心構えを忘れた事はありません。 とくにフローリング張りの施工時にはよく思い出すんです。
フローリングは最初の1枚を張る前から最後の1枚をどのようにして張るのか決めて張らなければいけません。また、捨て張りとの間にゴミやホコリが入ってしまうと床鳴りの原因になります。
上の写真は 新築現場のフローリングの施工時のものです。 うちの期待の若手 ケンちゃん(原田健二)が施工した部分です。
『段取り八分の仕事二分』 どんな職業の方にも同じ事がいえると思いますが、本当に大事な事だと思います。
職人として技術的な事はもちろんですが、こういう心構えの部分もこれからの若い世代にしっかり継承していきたいと思います。