家を建てるタイミングは人それぞれですが、
大多数の場合は新婚時、もしくは子供が幼少期に建てるのが一般的ですよね。
子供が何人増えるかも分からないし、
子供の成長によってライフスタイルがどう変化するのか、
自分たちでも全く想像がつかないのが普通です。
ですが、建てる以上は、これから一生を過ごす事になるであろう家。
なるべくライフスタイルの変化に伴って対応できる家だと嬉しいですよね。
そこで、ライフスタイルの変化に対応できる間取りアイディアを4つご紹介します。
1.初めは1部屋。可動式の間仕切り(可動式収納)をつけて将来は2部屋に
例えば子供が2人いらっしゃるご家庭のケース。
将来は子供部屋を2つ用意してあげたいけど、子供が成長するまでは、
寝室とは別に2部屋あっても使い道に困ってしまう…という場合。
そんな時は、初めから壁で仕切るのではなく、
部屋の中央に可動式の間仕切りを設置しておきます。
間仕切りを外しておけば、子供が成長するまでは第2のリビング、
もしくは広い寝室などとして使用でき、
子供が成長した時に部屋を2つ用意する事が可能です。
2.単世帯から、将来は二世帯に
また、今は単世帯で住んでいるけど、将来ご両親と二世帯で住みたい、
というような場合にも可動式間仕切りが活躍します。
ご両親の世代だと、直に座れて寝ころがれる和室が好まれるもの。
1階のリビングをフローリングにしたい、でも畳が欲しい…という方向けに、
リビング横に畳コーナーを設置する間取りが、
ここ近年スタンダードになってきています。
その畳コーナーに可動式の間仕切りを設置すれば、
和室をご両親専用のお部屋にする事ができます。
3.子供が幼少期は遊び場のロフト、大きくなったら収納庫に
幼少の子供は、ロフトのような場所が大好きです。
近所の子供も遊びに来たりと、素敵な遊び場になることでしょう。
ですが、子供が成長するにつれ、遊び場としては使用されなくなります。
その頃には家族の荷物がかなり多くなっている事が想像がつきます。
その際にはロフトを本来の目的である収納庫として使用します。
また、リフォームをして屋根裏部屋にして、
旦那様の書斎や趣味のお部屋にしても良いですね。
4.1日1回は家族間でコミュニケーションが取れるリビング内階段
最後に、ここ近年主流になっている「リビング内階段」をご紹介します。
子供が成長するにつれて、コミュニケーションが不足しがちな現代の家庭。
何とかコミュニケーションを取る場所を…と考えられたのがリビング内階段です。
昔の家は玄関から廊下が伸び、その先に階段がある家が多かったため、
リビングを通らずに自分の部屋に行く事ができました。
そうすると、家族全員の生活リズムがバラバラになってしまうと、
家族間で「いつ会ったか覚えていない」という事態が起きてしまうもの。
でもリビングの中に階段があれば、絶対に一度は通る場所なので、
誰かがリビングにいれば必然的にコミュニケーションを取る事ができます。
他にも、様々なアイディアがあるかと思いますので、
ぜひ色々と取り入れてみてくださいね。