家を買うって一生の内で一番大きな夫婦の決断の瞬間かも知れません。
でも、夫婦で「家を買う」ということに温度差がある場合は意外と多いものです。

旦那さんを説得して、
夫婦の住宅建築へ向けての温度差を合わせるにはいくつかのステップがあります。

１、どんなところに住みたいか話し合っておく

所有している土地に建築される方もいらっしゃると思いますが、
土地から購入する場合も多いですよね。

家を建てるということは新たな土地に住むことなんです。
なので最初にしてもらいたいのは「どんなところに住みたいか」です。

・多少通勤に時間が掛かっても環境が良い。
・土地は狭くていいから便利さ優先。
・通わせたい学校区がある。
・実家の近くがいい。

色々考えがあると思います。

どこにどんな風に住むか…
という点を夫婦で同じにしておくことが一番重要です。

後々ケンカのタネにならない為にも、
まずは楽しく会話をしてみましょう。

２、まずは家計状況を詳細にチェック

旦那さんは多くの場合、家庭を支えてくれる大黒柱です。
ですが、細かいお金の流れは分かっていない場合も多いものです。

奥さんは家計状況を細かくチェックして、
すぐに説明できるようにしておきましょう。

・定期預金の金額
・毎月の固定費
・数年後の変化に対する備え（子供の進学など）
・月々支払える金額
・ボーナスから出せる金額

家なんて建てられるわけない…
と考えている旦那さんも具体的な金額を提示してくれたら、
きっと安心して一歩を踏み出せるはずです。

３、旦那さんの家に対するこだわりを知る

旦那さんにも家に対して色々と考えがあることでしょう。

・質の良い家がいい
・書斎が欲しい
・外観は洋風がいい
・吹き抜けがいい
・室内は広く
・長持ちする家がいい
・趣味の自転車を置く土間が欲しい

旦那さんの趣味と全く違うタイプの家を提案しても、
のり気にはなってくれません。

まずは旦那さんの家に対するこだわりをそっと聞き出してみましょう。

４、自分でしっかり住宅メーカーや工務店のチェックする

忙しい合間を縫って、
自分の足で住宅メーカーや工務店の展示会を回りましょう。

その場合、住宅展示場ではなく、
個人のお宅を入居前に見せてもらえるタイプの展示会がベスト。

夢ではなく、現実的な間取りや金額が見えてきます。

旦那さんは現実味のある話をされると、
ぐっと真剣に耳を傾けてくれるようになります。

まずは奥さん自身が目を肥やして、
旦那さんの興味をそそります。

５、気に入った住宅メーカーや工務店の展示会に誘う

旦那さんがちょっとその気になってきたら、
展示会に誘います。

初めて行く住宅メーカーや工務店は、
旦那さんのこだわりポイントをちゃんと含んでいることが重要。

注意して欲しいのは、個人が建てた家を見に行くこと。
たくさんの住宅メーカーや工務店が一度に見られる展示場はオススメしません。

なぜなら、現実離れしているからです。

見れば夢はふくらみますが、
結局も「欲しいね。でも無理無理」で終わってしまいます。

６、足を運んでたくさんの間取り案を確保する

旦那さんの熱が冷めないうちに、
今度は具体的な土地、間取り、金額を提示することです。

実際に住宅を見て回った後だと、
より一層「家を建てる」ということがリアルに感じられるはずです。

たくさんの間取りを見ていると、
自分たちの欲しかった間取りが見えてきます。

この時期になると旦那さんからも
具体的な案が出てくるようになります。

・お客様用の和室は確保したい
・子供部屋の間仕切り

どんどんと具体的で細かい希望が出てきて、
旦那さんも家造りがきっと楽しくなっていることでしょう。

７、家族をその気にさせて、旦那さんを立てる

最後に。
一番大事なのは、みんなで家を建てるんだ…ということ。
子供たちもその気にさせて、みんなで旦那さんを持ち上げましょう。

家族からの感謝や信頼の言葉は、
きっと旦那さんの家造りに対しての意欲を高めてくれるはず。

夫婦二人三脚。
子供たちやご両親も含めて、大きな夢を現実にしましょう。