生活スタイルに合わせた間取りは動線から
家族で家を建てるとなると、
夫がよほど建物好きなどでない限り「おまえに任せるよ」
と主婦に様々な決定を任せられることが多いようです。
ところが、一般的に女性は目の前のこまごましたことを
決めたりするのは得意ですが、案外俯瞰できず、
例えば間取りなどになるとどこから考えて良いのか
まるでわからなくなることも多いようです。
もちろん、工務店には経験を積んだ設計士がいますから、
相談すればきちんと設計してくれます。
自分の要望をうまく伝えるためにも、
様々な家の間取りを意識して見るようにしてください。
動線を意識してみる
自分が買い物から帰ったらどう動くのか、
仕事から帰ったときはどうか。
玄関からの動きを意識します。
今住んでいる住宅で不便と感じることがあれば書き出しましょう。
(例)
玄関→食品を保存するためキッチンの冷蔵庫→
手洗いうがいのため洗面所→着替えのため寝室
(今不便なところと希望)
玄関からキッチンまでがいちばん動線が長い。
一戸建てになったら車からキッチンの勝手口に
すぐに荷物をおろせるようにしたい。
夫、こどもの動線はどうか。
帰ってきてからどんな行動をとるのか観察します。
(例)
玄関→手洗いうがいのため洗面所→
ランドセルを置きにこども部屋→宿題を持ってリビング
(今不便なところと希望)
玄関から洗面所、こども部屋はすべて廊下でつながっているため、
キッチンやリビングにいることの多い自分と顔を合わせない。
こどもがまずリビングを通るようなつくりにしたい。
素人がいきなり間取りを書くというのはなかなか難しいものです。
まずは、要望をこんなふうに文章やメモにして、
設計士さんに手渡しましょう。
そうして書いてもらった図面は、
自分がどう動くか線を引いて確認し、
気になることがあればなんでも伝えます。
また、自分が住んでいる地域から遠い場所に建てるという場合、
建てる場所の地元工務店で注文住宅をつくるのはオススメです。
地元の工務店は気候や風の強さなどその土地柄を良く知っていますから、
窓の位置などアドバイスも的確です。