皆さんが家を建てようと考える前でも、
ときどきは耳にしている「鉄筋コンクリート」や「木造」などの言葉、
これは3種類の家の造りを表しています。
それぞれの違いを、長所と短所に分けて簡単にまとめてみました。
1.鉄筋コンクリート造(RC造)
長所:
頑強で大空間をつくりやすい。気密性が高い。
施工にもよるが長持ちする。曲線などをつかった造作など設計の自由度が高い。
短所:
建物重量があるため、地盤の悪いところでは杭工事などが必要になる。
施工期間が長い。施工技術により出来の良さが左右される。建築費が割高。
2.鉄骨造(S造)
長所:
丈夫で大空間を造りやすい。鉄筋コンクリート造より施工期間が短く、割安。
短所:
地震のとき、揺れによって力を逃す構造のため、外壁タイルの剥落が出やすい。
柱型が室内にでるため、間取りの制約が出てくる。
3.木造(軸組み)
長所:
通気が良く高温多湿の日本の気候に合った構造。割安。
施工期間が短く、価格が割安。建物全体の重量が軽い。
短所:
材料や通気に気を配らないと木部に腐りが出ることがある。
気密性が低い。反り、ねじれが出やすい。
住宅規模での坪(3.3?)で言うと、木造が30060万円、
鉄骨が40080万円なのに対し、
鉄筋コンクリート造は60080万円と大きく価格が違います。
木造や軽量鉄骨造の平均耐用年数は30数年と言われます。
鉄筋コンクリート造では施工によりその数倍は長持ちするので
長い目で見れば比較は難しくなります。
なぜなら、建物が長持ちしても、
設備などはそれなりに傷んできますから、
修理交換などすることになるからです。